FreeBSD

tinderbox 4.0.0を使ってみる

FreeBSDのportsをbuildするためのシステムであるtinderboxの最新版4.0.0がリリースされていたので、FreeBSD 9.1-RELEASEにインストールして使ってみた。 Marcuscom Tinderbox 4.0.0になっていろいろと新機能が使えるようになっている。 SQLiteサポート tinde…

netatalk 3.0.1から3.0.3へのアップグレードが失敗する

netatalk 3.0.3がportsになっていたのでportupgradeを使ってアップグレードしようとしたら、build errorでmakeが失敗した。 afp_config.c: In function 'configinit': afp_config.c:136: error: too few arguments to function 'load_volumes' gmake[3]: ***…

ZFSでsnapshotを使うならfreebsd-snapshotがやっぱり便利

再びZFSな環境に戻ってきたので、過去のエントリを参考にして、freebsd-snapshotによるsnapshotのローテーションを設定した。 ZFSのsnapshotはUFSより高速に作成・削除ができるので、使い勝手は最高。理論上は2^64まで作成できるので、世代管理も十分。 zfs …

ディスクを交換してZFS poolの容量を増やす方法

今回のサーバ更新では、3TBのHDDを2台ミラー構成してZFS poolを作成した。今はこれで十分な容量だけど、将来的に容量が不足した場合はどうにかして容量を増やす必要がある。この場合、だいたい以下2つの方法がある。 別にミラーのZFS poolを作成して、既存の…

portscoutがfreebsd.orgに登場

freebsd-ports@freebsd.orgのMLを見ていたら、portscoutさんからメールが来てるな〜、ってportscout!! 確認してみると、http://portscout.freebsd.org/が登場してるじゃないの。いつからか分からないけど、知らなかったよ。ここなら稼働率も期待できそうだし…

ZFSのquotaを使ってTime Machineで使う容量を制限する

FreeBSD 9.1-RELEASEとZFSとnetatalk 3.0.1で作るTime Machineサーバ - mteramotoの日記でZFSのquotaを使っている、と書いた内容の補足。 ZFSには、ファイルシステム単位で容量を制限するquotaと、ファイルシステム/ユーザ/グループ単位で容量を制限するuser…

FreeBSD 9.1-RELEASEとZFSとnetatalk 3.0.1で作るTime Machineサーバ

自宅サーバを新しくしたので、これを機会にnetatalkを2.2系から3.0系に新しくした。 インストールはportsのnet/netatalk3から、ZEROCONFオプションを有効にしてインストールする。自動的に依存関係が設定されて、net/avahi-appがインストールされる。 設定は…

ZFS send/recvとnetcatを使ってネットワーク越しにZFSのデータを移行する

今回のサーバ更新では、ZFSからZFSへデータ移行をする必要があった。一般的にはrsyncやtarを使うんだろうけど、せっかくなのでZFSの機能を使って移行してみたら、かなり高速で快適だったのでメモ。 ZFSには、複製を作成するためのsend/recvという機能が用意…

FreeBSD 9.1-RELEASEでSSDのTRIM命令を有効にする

新しい自宅サーバでは、起動ドライブにSSDを使ってみた。SSDはHDDといろいろと違うところがあるけど、そのうちの一つにTRIM命令がある。 SSDは、HDDと違っていわゆる上書きができないため、上書きする場合は、書き込まれているデータをいったん待避して、そ…

HP ProLiant MicroServerのFreeBSD 9.1-RELEASE dmesg

参考に、HP ProLiant MicroServerをFreeBSD 9.1-RELEASEで動かしたときのdmesgを載せておく。 全てのデバイスは適切に認識されて、動作してる。NICはbgeで、options=c019bとだいたい対応してる。 SSDを接続したSATAポートは、光学ドライブ用のため150MB/sで…

freebsd-updateを使ってFreeBSD 9.0-RELEASEからFreeBSD 9.1-RELEASEにアップグレード

FreeBSD 9.0-RELEASEで始めた自宅サーバだけど、ほどなくFreeBSD 9.1-RELEASEがリリースされたのでアップグレードした。FreeBSD.orgのサーバが侵入されちゃった事件の影響か、少しリリースが遅れたけど、無事にリリースされてよかったよ。 アップグレードは…

自宅サーバを富士通 PRIMERGY MX130 S2からHP ProLiant MicroServerに更新

某所でHP ProLiant MicroServerがいいらしい、と聞いたので、調査してみた。本当によさそうだったので、富士通 PRIMERGY MX130 S2から乗り換えた。 MicroServerのスペックはこんな感じ。 CPU:AMD Turion II NEO N40Lプロセッサー(1.5GHz、15W、2MB)×1 メモ…

perlでEvernoteのAPIを使うときに'Missing version identifier'で怒られた

とある目的でperlからEvernoteのAPIを使う必要にかられて挑戦してみたところ、'Missing version identifier'でUserStore->checkVersionが異常終了して困ってた。環境を変えて調べてみると、Mac OS X上にperlbrewで作ったperl 5.14.2環境ではうまくいかなくて…

ISC DHCPを4.2.3にアップグレードした

おうちサーバではDHCPサーバとしてISC DHCP 3.1を使ってたんだけど、脆弱性があるということでportsから削除されてたことに気がついた。というわけで、4.2にアップグレードした。 4.2は3.1に比べていろいろ機能追加されてるけど、うちではIPv4のDHCPが動けば…

Netatalkを2.2.1にアップグレードした

Mac OS X LionでなんちゃってTimeCapsuleを実現するために、Netatalkを2.2.1にアップグレードした。LionがAFP 3.3を要求するので、以前のNetatalkだとネットワーク越しのTimeMachineがうまく動かないのだ。NetatailのLionサポートがらみではいろいろあったけ…

convmvと波ダッシュ問題とworkaround

Sambaのunix charsetをUTF-8に変更したでファイル名のエンコーディングをconvmvを使ってEUCからUTF-8にしたんだけど、いわゆる波ダッシュ問題にひっかかってた。convmvはEUCなファイル名中の「〜」を波ダッシュに変換してくれるんだけど、Windowsから使うと…

Sambaのunix charsetをUTF-8に変更した

おうちのサーバでは、ずいぶん昔からSambaを使ってWindows向けのファイルサーバを運用してた。昔からの設定を引き継いで使っていたので、Samba 3系列で言うところのunix charsetは昔からEUC-JP系列の設定で運用してた。 最近、とある理由でSambaで共有してい…

portscout.orgはportscout.ccに引っ越してた

自分用portscout.orgを構築してupstreamの更新情報を素早く把握する - mteramotoの日記で自分用portscoutを用意したけど、コメントでportscout.ccに引っ越していることを教えてもらった。うぐぐ、気づかなかったよ。 portscoutは、仕組み上一時配布元へのFTP…

自分用portscout.orgを構築してupstreamの更新情報を素早く把握する

portscout.orgがまたアクセスできなくなっていた。さすがにこうもアクセス不能だと不便なので、ports-mgmt/portscoutを使って自分用のportscout.orgを構築した。portscoutには、メンテナのメールアドレスで調査対象を絞り込む機能があるので、自分用のportsc…

portscout.org復活

いつの間にかportscout.orgが復活してた。いえい。さっそく古いportsを更新してsend-prした。早くcommitされるといいなぁ。 しかし、ここも日記どころか月記ですらない状態だったけど、久々に日記らしいつまらない話題でよい感じ。

portscout.orgが落ちてる

いつごろからか不明だけど、portscout.orgにアクセスできない。portscoutがないと、メンテしてるportsでアップストリームの更新を追いかけるのが面倒だ。ports-mgmt/portscoutでportsになってるから手元で動かすのは簡単なんだけど、distfileをHTTP/FTPでも…

ZFS Root on GPTで構築したFreeBSD 8.1-RELEASE環境を8.2-RELEASEにアップグレードする

FreeBSD 8.2-RELEASEが無事にリリースされたので、ZFS Root on GPTで構築したおうちサーバを8.2-RELEASEにアップグレードした。起動できなくなって涙目でFixitのお世話になると思ってたら、案外簡単で拍子抜け。bootcodeを新しくすることを忘れなければ、ま…

FreeBSD VIMAGEとSCTPの共存

そろそろ8.2-RELEASEの足音が近づいてきた今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?と、冗談はさておき、うちのFreeBSD BoxはZFS Rootにしたので、更新のときにZFSが見えなくなるんじゃないかと戦々恐々。更新前はVMwareで予行練習するのが幸せの秘訣か…

AvahiでSambaのサービスをアナウンスする

NetatalkとAvahiを使ってFreeBSDマシンをTime Capsuleとして使う - mteramotoの日記でAvahiにAFP over TCPのサービスをアナウンスさせたところ、Finderの共有から同じFreeBSDマシンで動作しているSambaにアクセスできなくなった。Cmd + Kの「サーバに接続」…

NetatalkとAvahiを使ってFreeBSDマシンをTime Capsuleとして使う

Mac OS XにはTime Machineというバックアップ機能があって、ローカル接続したHDDかネットワーク接続したファイルサーバに自動的にバックアップを作成してくれる。デスクトップ型ならローカル接続したHDDを使うのが、高速かつ確実だけど、ノート型の場合はい…

FreeBSD Snapshot Management Environmentを使ってZFSのスナップショットを簡単に使う

ZFSのスナップショットは、2^64個作成可能な上、作成・削除は高速で大変使いやすい。さらに、スナップショットはZFSのファイルシステムごとに作成可能だから、同じzpoolから切り出したファイルシステムの一部だけスナップショットを作成することが可能である…

FreeBSD 8.1-RELEASE + ZFS Rootその後

FreeBSD 8.1-RELEASE + ZFS Rootに移行してからはや1ヶ月。kernel panicすることもなく安定して稼働してる。tinderboxでportをbuildするときは、shellのレスポンスが多少悪くなるけど、それ以外は文句なしに満足してる。RAIDZでHDDの利用効率もあがったし、s…

Publish::Kindleでmobiファイルを生成するときに画像を含める

Plaggerで朝日新聞のFeedを取得してKindleで閲覧する - mteramotoの日記で書いたPublish::Kindleだけだと、生成したmobiファイルに画像が含まれなくて寂しい。そこで、Filter::RewriteBodyURLを書いた。 このプラグインは、entry->bodyに含まれるURLのうちen…

Plaggerで朝日新聞のFeedを取得してKindleで閲覧する

たださんが日経電子版をスクレイピングしてKindle向けmobiファイルを作る - ただのにっき(2011-01-04)でおもしろそうなことをやってたので、自分でもやってみた。 Feedの取得やWebのScraping、加工はPlaggerにお任せすることにして、Publish::Kindleを書いた…

Pubulish::Instapaperを書いた

あけましておめでとうございます 今年はactivityをあげていきたい。というわけで、書き初めとしてInstapaperにpostするPlaggerのプラグインPublish::Instapaperを書いた。 lib/Plagger/Plugin/Publish/Instapaper.pm at master from mteramoto's plagger - G…