Logitech Squeezeboxを海外通販で輸入したら壊れていたのでRMAに挑戦した

うむ、タイトルが全てを物語っているな。
Logitech(日本国内だとLogicool)には、Squeezeboxというネットワークオーディオのブランドがあるんだけど、残念ながら日本国内では販売されてない。けど、欲しかったし円高だったしで、思い切って国外通販で注文してみた。商品は無事届いたんだけど、どうも壊れているみたい。これが噂のDOA(Dead on Arrival)ってやつか。てか、一度開封された形跡があるぞ。故意か過失か知らないけど、返品されたのをそのまま送りつけられたんじゃなかろうか....
というわけで、RMA(Return Merchandise Authorization)いわゆる返品交換の処理に挑戦した。RMAの処理はだいたい定型化されてて、どこでもほとんど同じ。以下の通り。

  1. RMA番号を取得する
  2. 商品を梱包する
  3. 送る

RMA番号を取得する

RMAするには、まずRMA番号を取得する必要がある。この番号で、どの注文に対するRMAかを識別するので、非常に重要。
Return Policyの中に、RMA番号の取得方法が書かれているので、それに従ってRMA番号を取得すればOK。
ちなみに、この段階でRefund(返金)かExchange(交換)か等を決定することになることが多い。

商品を梱包する

RMA番号取得時に、RMA番号取得時のフォームを添付しろなどの指示があれば、それにしたがって梱包する。
到着時に含まれていた物品が欠品しないようにチェックするのが重要。欠品していた場合、RMA処理できずに返送されてくるので慎重にチェックすべし。
梱包の外側には、RMA番号をわかりやすいように記載しておくと、処理が早くなることが多いらしい。RMA番号取得時に、その旨指示されることもある。

送る

国外通販なので、当然送り先は国外になる。送付方法はEMSがおすすめ。早いし荷物の追跡ができるし。RMA番号の取得から返送先への到着までは、期限が切られていることが多いので、船便なんか選択しないように注意。
送り先の国によって必要な書類は異なるので、あらかじめ調べておくこと。今回の送り先はアメリカ合衆国だったので、非商用だとインボイスは不要みたいだけど、万が一必要になった場合手書きするのが面倒だったので用意していった。
(1/12追記)結局、インボイスは不要だった。

関税や消費税の軽減

交換品が返送されてきた際、関税や消費税がかかることがある。無償交換では付加価値は発生していないので還付請求ができるけど、送付(輸出)の際に税関で事前検査を受ける必要がある。
んで、事前検査はどこでできるかというと

平日に普通の勤め人が行くにはつらい。輸出入の代行がビジネスになるのがよく分かる。金額を考えると、目をつぶって払ってしまいたくなるな....

まとめ

国外へのRMAは結構大変。処理自体はシステム化されてるので問題ないけど、インボイスを書く必要があったり、コンビニからは発送できなかったり、税金の処理が面倒だったりで、意外に時間をとられる。国外通販を使った個人輸入のデメリットを実感できた体験だった。この体験はプライスレスだけど、あまりうれしくないなぁ。国内に販売代理店があるなら、代理店経由で買った方が返品やサポートは確実に楽。っていうか、販売代理店の存在意義は、まさにそのあたりにあるわけだな。
ところで、国内通販だとRMA相当の処理がシステム化されていないことが多いみたい。ということは、返送品と注文の突き合わせは、差出人だけでやってるってことか。それだけ返品交換が少ないってことなのかも。ガラパゴスでも、自分の面倒さや時間のことを考えると、国内がいいや。