RootBSDの契約とセットアップ

RootBSDに引っ越すことは決定したので、申し込みからセットアップまでを備忘録としてまとめておく。

RootBSDの申し込み

RootBSDのサービス申し込みは、RootBSD - Virtual Hosting - VPS FreeBSD Virtual Private Server Plansからプランを選択して"BUY NOW"をクリック、あとはフォームを埋めていくだけでOK。支払いはVISA、Master, AMEX, PayPalが選択可能。支払いが終われば、30分〜1時間程度でIPアドレス、Rootパスワード、一般ユーザのユーザ名とパスワードなどが書かれたメールが送信される。

RootBSDのセットアップ

IPアドレスとユーザ名、パスワードを入手したら、sshでログインしてsu -でroot権限をゲットして、セットアップを実施する。基本的にはサーバにインストールされたFreeBSDと同等の環境なので、やるべきことを淡々とやれば問題なし。

デフォルトユーザの削除、ユーザの追加、rootパスワードの変更

初期アカウントは、安全のためすべて変更すべし。

ホスト名の変更

RootBSD申し込み直後は、デフォルトのホスト名が設定されてるので、変更する。/etc/rc.confでhostnameを指定すればOK。

hostname="daemon.example.com"

あわせて/etc/hostsも変更しておく。

::1                     localhost localhost.example.com
127.0.0.1               localhost localhost.example.com
204.109.63.90           daemon.example.com daemon
204.109.63.90           daemon.example.com.

sshのホスト鍵にも、コメントでホスト名が入るので、気になる人は作り直すべし。ホスト鍵のファイルを削除してから再起動すれば、起動時に鍵を再生成してくれる。

# rm /etc/ssh/*_key
# rm /etc/ssh/*_key.pub
# shutdown -r now
タイムゾーンの変更

タイムゾーンJSTに変更する。

# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
時刻同期の設定

時刻同期はNTPを使うことにする。RootBSDはNTPサーバを用意してないので、pool.ntp.org: the internet cluster of ntp serversのNTPサーバを使うことにする。
まずは/etc/ntp.confを設定する。

server 0.north-america.pool.ntp.org
server 1.north-america.pool.ntp.org
server 2.north-america.pool.ntp.org
server 3.north-america.pool.ntp.org

次に/etc/rc.confでntpdを有効にする。

ntpd_enable="YES"

最後に、kern.hzが指定されていることを確認する。RootBSDのセットアップ直後は、/boot/loader.confに以下のように記述されてるはず。記述がなければ、追加してから再起動する。

kern.hz="200"
freebsd-updateでFreeBSDを更新

RootBSDを今申し込むと、FreeBSDは7.2-RELEASE。7.2-Rには、いくつかSAが出てるので、freebsd-updateを使って最新版に更新しておく。VPSといってもkernelはGENERIC kernelが使えるので、普通のFreeBSD boxと同じ方法で実行すればOK。

# freebsd-update fetch
# freebsd-update install
# shutdown -r now
portsnapでports treeを更新

アプリケーションのインストールはportsを使うので、ports treeをportsnapを使って更新する。RootBSDはportsnapのミラーサーバを用意してるので、/etc/portsnap.confを確認しておこう。今だとportsnap.confには最初からRootBSDのミラーサーバが設定されているみたい。

# $FreeBSD: src/etc/portsnap.conf,v 1.3.2.1.4.1 2009/04/15 03:14:26 kensmith Exp $

# Default directory where compressed snapshots are stored.
# WORKDIR=/var/db/portsnap

# Default location of the ports tree (target for "update" and "extract").
# PORTSDIR=/usr/ports

# Server or server pool from which to fetch updates.  You can change
# this to point at a specific server if you want, but in most cases
# using a "nearby" server won't provide a measurable improvement in
# performance.
SERVERNAME=portsnap.rootbsd.net
以下略